くすみの主な原因
2018.06.28

顔にくすみができる原因│肌のトーンを明るくするスキンケアとは?

肌がくすんでいると、透明感がなく老けた印象を与えてしまいますよね。くすみのない若々しい肌を目指すためには、まずは自分のくすみの種類を知ることが大切。原因にあわせた正しいケアで改善していきましょう。

くすみが気になる女性

周囲の人があなたの顔を見て「疲れてない?大丈夫?」と声をかけてくるようなことはありませんか?また、メイク直しのときに鏡に映る自分の顔が、どんよりと暗い印象に感じることはありませんか?

あまり自覚症状がなくても、これらに当てはまる場合は、すでにくすみ肌になっている可能性があります。ここでは、くすみの原因と、肌をトーンアップさせるスキンケア方法をご紹介します。

あなたのくすみはどのタイプ?原因5選をチェック

くすみにはいくつかの種類があり、原因と対策も種類ごとに異なります。代表的なくすみの種類として、以下の5つが挙げられます。

  • 角質肥厚によるくすみ
  • 乾燥によるくすみ
  • 血行不良による青くすみ
  • メラニンによるくすみ
  • 糖化による黄ぐすみ

これらのくすみはどのような原因が考えられるのか、詳しく見ていきましょう。

角質肥厚によるくすみ

肌表面に古い角質がたまって厚くなっている状態のことを、角質が肥厚するといいます。もともと角質は少し不透明なため、積み重なることによって光の透過性が悪くなり、灰色にくすんで見えるのです。

本来なら古い角質は、ターンオーバー(皮膚表面の肌細胞の生まれ変わり)によって、垢となって排出されるもの。しかし睡眠不足や肌の乾燥、加齢などのなんらかの原因からターンオーバーのサイクルが乱れると、古くなった角質がたまりやすくなります。

乾燥によるくすみ

「湿度の低い冬にくすみが気になる」「くすみだけでなく、肌のカサつきも気になる」という人は、くすみの原因として「乾燥」が考えられます。

うるおいのある肌は、肌の最も外側にある「角層」が水分を十分に含んでいる状態。角層の水分を保っているのは、セラミドなどの細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)、皮脂などの、肌が自ら生み出す保湿物質です。

気温や湿度の低下、ターンオーバーの乱れ、洗顔のしすぎなど、なんらかの原因で保湿物質が減少すると、水分を蓄えることができず肌が乾燥。乾燥によるキメの乱れやハリの低下によって影ができ、くすんでみえることがあります。

またうるおいのある肌の角層では、外部刺激から肌を守り、肌内部のうるおいをキープする「バリア機能」がはたらいています。ところが肌が乾燥していると、このバリア機能が低下。肌内部を守るために急ピッチで細胞をつくるため、角質肥厚へとつながっていきます。

血行不良による青くすみ

顔の血色が悪く、クマができているという人は、血行不良が原因の青くすみの状態かもしれません。睡眠不足や冷え、喫煙などによって血流が滞ると、肌本来の健康的な赤みが失われるため、青っぽくくすんで見えるようになります。

また細胞に十分な栄養や酸素が行き届かなくなり、ターンオーバーの乱れにつながることも。その結果、角質肥厚や乾燥のほか、メラニンをうまく排出できずに色素沈着してシミができるなど、くすみ以外の肌トラブルにもつながってしまいます。

メラニンによるくすみ

「日焼け止めをよく塗り忘れてしまう」「秋冬はUV対策をしていない」という人は、メラニンくすみの可能性があります。

紫外線などの刺激に反応して、肌を守るためにつくり出されるメラニン色素。通常はターンオーバーによって古い角質とともに剥がれ落ちるのですが、メラニン色素の過剰生成やターンオーバーの低下によって、肌にとどまってしまうことがあります。これが、茶色っぽいくすみとして現れるのです。

また紫外線だけでなく、摩擦などの刺激によってもメラニン色素はつくり出されます。皮膚をこする癖がある人は、こすった部分が茶色くくすんでしまうことがあるので注意しましょう。

糖化による黄ぐすみ

顔が黄色っぽくみえるという人は、糖化によるくすみかもしれません。糖化とは、体内で余った糖がタンパク質と結びつき、AGEs(糖化最終生成物)という物質を生成する反応のこと。AGEsが褐色のため、蓄積されると肌が黄色くくすんでみえてしまいます。甘いものをよく食べる人、糖質を多く含むごはんやパン、麺類などの食事に偏りがちな人は注意しましょう。

思い当たる原因はありましたか?それでは次に、原因別のくすみ改善方法を紹介します。

角質肥厚によるくすみの改善方法

まずは厚く積み重なった角質を取り除くことが第一。年齢を重ねてターンオーバーが遅れがちな肌には、ビタミンAによるスキンケアも効果的です。

ピーリングで角質ケア

たまった古い角質は、塗ってはがすタイプのピールオフパックや、乳酸やグリコール酸など配合のコットンに含ませて使用するふき取り化粧水、ピーリング石けんで落とすことができます。古い角質を除去することで、遅れがちなターンオーバーの正常化を促したり、角層が柔らかくなって美容成分が浸透しやすくなったりするメリットも。やりすぎは乾燥や敏感につながるため禁物ですが、定期的にピーリングを行うのがおすすめです。

ビタミンA入りの化粧品でターンオーバーを促す

レチノールやレチナールなどビタミンAグループの成分は、表皮の細胞分裂を促し、ターンオーバーを高めます。また、真皮のコラーゲンを増やすので、ハリを出したり、シワの改善にもなります。ただし、刺激になることも少なくないので注意が必要です。

乾燥によるくすみの改善方法

乾燥を防ぐことは、トラブルが起こりにくいすこやかな肌を保つ基本です。スキンケアだけでなく、日常の生活習慣から肌のうるおいを保つ工夫を心がけましょう。

洗いすぎない

クレンジングや洗顔に時間をかけすぎたり、強い力でゴシゴシ洗ったりすると、角層にダメージを与えて乾燥の原因に。クレンジングはメイクとすばやくなじんで、短時間で落とせるものがおすすめです。

肌が乾燥傾向なときは、肌のうるおいをキープする成分が配合されたクレンジングに変えてみましょう。また、不必要にダブルクレンジングをしないようにしましょう。

保湿効果の高い化粧品でスキンケアをする

セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を配合した化粧品で、保湿ケアをしましょう。洗顔の後はすぐに化粧水をつけ、乳液や美容液、クリームで水分の蒸発を防ぎます。コットンに化粧水を染み込ませてパックする、コットンパックを洗顔後に取り入れるのも効果的です。くすみがひどいと感じるときは、即効性のある保湿パックやシートマスクもおすすめ。

室内の加湿を十分にし、エアコンにも気をつける

冬場など乾燥する季節は、加湿器で室内の湿度を上げることも重要です。また肌を乾燥させる原因となるエアコンは、風が肌に直撃しないようご注意ください。夏のエアコンによる乾燥は忘れがちなので、冬同様に対策しましょう。

メラニンによるくすみの改善方法

メラニンくすみの対策では、メラニンをつくらせない紫外線対策が肝心です。

自分に合った日焼け止めを塗る

紫外線は一年を通して降り注いでいるため、日焼け止めを塗ることを習慣づけましょう。日焼け止めと合わせて、紫外線カット効果のある化粧下地やファンデーションも活用するとよいでしょう。

また地上に降り注ぐ紫外線には、UV-BとUV-Aがあります。UV-Bはレジャー紫外線とも呼ばれる、エネルギーの強い紫外線。赤くヒリヒリするサンバーンを起こしたり、メラニンを過剰生成したりします。UV-Aはパワーは弱いものの、肌の奥にある真皮までダメージを与え、シワやたるみの原因に。UV-Aもしっかりカットしたいものです。

日焼け止めを選ぶときは、UV-Bを防ぐ目安のSPFだけでなく、UV-Aを防ぐ目安のPA値もチェックしましょう。+~++++で表示され、+が多いほど防御指数が高いことを意味します。

日常使いならSPF30前後、PA+++を目安にするとよいでしょう。真夏のアウトドアレジャーやスキー場などでは、SPF50または50+、PA++++で徹底ガードを。自分に合ったものをうまく使いましょう。ただし、これはあくまでも、必要な量をしっかりぬれる場合に限ります。

日焼け止めは適量をムラなく塗る

せっかく日焼け止めを塗っても、使用量が少ないとムラづきになり、十分な効果を発揮できません。

1回に顔全体に必要な量の目安は、500円玉1個分。1回に塗るとなじみにくにので、1円玉大をぬり、さらに続けてもう1回1円玉大を塗ると塗りやすいです。両頬、額、鼻、あご先に5点おきしてから、少しずつ丁寧に塗り広げます。紫外線があたりやすい頬は、さらに重ね塗りがおすすめです。

下地クリームやファンデーションに日焼け止めが入っているからそれで十分と思うのは要注意です。なぜなら、薄く塗るからです。SPF50でも薄く塗ると、SPF3~7程度になることがわかっています。

また、紫外線カット効果が高い日焼け止めでも、こまめな塗り直しが大切。汗や皮脂で崩れてしまったら、効果はがた落ちです。

塗り方にも大きなポイントがあることを理解しましょう。

日焼け防止グッズの活用

紫外線が強い春~秋にかけては、日傘やつばの広い帽子を使うこともおすすめです。目から入る紫外線が肌のメラニンを増やすことがわかっていますので、サングラスもかけましょう。

日焼け後のアフターケア

日焼けは、軽度のやけどと同じように炎症を伴います。放置すると乾燥などの肌トラブルにつながり、さらにくすみを加速させる要因になることも。もし日焼けしてしまったら、抗酸化作用や抗炎症作用のある化粧水やクリームを活用しましょう。炎症が落ち着いてきたら、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ「美白化粧品」でケアするのも効果的です。

"飲む日焼け止め"の活用

肌にたいして抗酸化作用が強いサプリメントです。紫外線による炎症をおさえることによって、表皮や真皮をダメージから守ります。ほとんどが植物から抽出された成分で、製品によっては長期服用でシワが深くならない、肝斑が軽快するなどの結果が出ているものもあります。さまざまな製品が出回っていますが、1日の量が少ないと効果を発揮しないので注意が必要です。

糖化によるくすみの改善方法

糖化対策は、毎日の食事を見直すことが近道。そのうえで、糖化抑制が期待できるスキンケアを取り入れるのも対策の一つです。

食事はベジタブルファーストを心がける

規則正しい食事を心がけ、食物繊維が豊富な野菜から食べはじめましょう。食物繊維を先に摂ることによって、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。また精製された食品は、食物繊維が取り除かれています。白いごはんより雑穀米、うどんよりそば、白いパンよりライ麦パンといったように、炭水化物は「茶色いもの」を意識して選ぶとよいでしょう。

どうしても食事がとれない、あるいは間食をする場合には、菓子パンや甘いものなど糖質が多いものではなく、ヨーグルトやナッツがおすすめ。

すでに不規則な食生活が長い人は、糖化を抑えるAGハーブスやマンゴスチンなどのサプリメントの活用も検討してみてもいいでししょう。

糖化対策のスキンケアをする

糖化抑制が期待できる成分として、AGEsの生成を阻害するブルーベリー葉エキスや、AGEsを除去するといわれているヨモギエキスなどの植物抽出物が挙げられます。これらが配合されたスキンケア化粧品を取り入れてみるのもよいでしょう。

どんなくすみでも注意したい生活習慣

栄養バランスのいい食事や十分な睡眠は、肌のうるおい、ターンオーバーの正常化、血行促進に欠かせないものです。特に睡眠は、「睡眠に勝る美容液なし」と言われるほど。その理由は、日中に受けた肌ダメージの修復は、睡眠時に行われるためです。なるべく同じ時間に寝起きして、6時間の睡眠時間を確保しましょう。

とはいえ、残業や楽しい飲み会が続く日もありますよね。そんなときは、短くても良質な睡眠をとることを意識しましょう。良質な睡眠とは、ぐっすり深く眠ること。ポイントは、寝る前に脳と体を興奮させないことです。寝る30分前はスマホやテレビの視聴を避けて、暗めの照明のもとでリラックスして過ごしましょう。

また夕方からはカフェインを摂らない、寝る前はお酒を飲まないことも大切。寝る前のお酒は、入眠までの時間は短くなりますが、途中で目覚めることが増えてしまいます。

スキンケアや生活習慣によるくすみ対策は、すぐに効果が現れなくても、コツコツ継続していくことが大切。「でも今すぐどうにかしたい!」という人は、メイクアップの力を借りましょう。

顔のくすみをカバーするメイク方法

くすみをパッと飛ばして明るい肌に整えるには、コントロールカラーと呼ばれる化粧下地の活用がおすすめです。赤みや青ぐすみ、黄ぐすみ、茶ぐすみなど、気になる色ムラに合ったカラーを選択することで、フラットな肌色に補正することができます。くすみの種類別のおすすめカラーを紹介します。

ピンク
血行不良による青っぽいくすみに。淡いピンクが血色を演出します。
イエロー
乾燥によるくすみにおすすめ。いきいきとしたヘルシーな印象の肌に整えてくれます。
オレンジ
メラニンによる茶ぐすみにおすすめ。黒っぽいクマのカバーにも効果的です。
パープル
糖化による黄ぐすみが気になる肌に、透明感をもたらします。

化粧下地はメイクののり・もちもよくしてくれるので、使わない手はありません。美容部員さんなどに相談して、自分に合ったカラーを選んでもらいましょう。

まとめ

肌のくすみには、さまざまな原因があり、それぞれ異なるアプローチが必要です。まずは、ご自分のくすみのタイプを正確に把握して、毎日のスキンケアや生活習慣を改善していきましょう。

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