肌ステインとは
2018.06.28

「肌ステイン」はくすみの原因に!?クレンジングオイルで落とせる?

大人の肌をくすませる第3の原因といわれる「肌ステイン」。肌ステインとは何か、なぜ肌ステインで肌がくすむのか、肌ステインの原因などについて、専門家が解説します。適切なケアを行って、陶器のような透明感のある肌を目指しましょう。

肌を触る女性

肌のくすみというと、血行不良によるくすみ、メラニンによるくすみが代表的。それに加えて第3の原因といわれる肌ステインも、くすみの原因になります。「マッサージや美白ケア、保湿ケアをしてもくすみが晴れない」という方は、肌ステインによるくすみを疑ってみましょう。

「肌ステイン」とは

肌ステインとは、肌のタンパク質(角質)に活性酸素が結びつき酸化したものをいいます。肌ステインが定着することで、肌のくすみが起こります。歯のステインと同様に、一度こびりつくと通常の洗顔料で除去するのは難しいと考えられています。また美白化粧品によって予防したり、目立たなくしたりすることもできません。

肌ステインのもととなる活性酸素とは

活性酸素とは、体内に取りこんだ酸素の一部が変化したもの。体内に侵入した細菌やカビ、ウィルスを攻撃し、健康を保つ役割があります。しかし活性酸素が増えすぎると、健康な細胞まで攻撃。酸化によるダメージによって、さまざまな部位の老化を招いてしまいます。

活性酸素を増やす要因は、紫外線、大気汚染、ストレス、喫煙、酸化した食べ物の摂取など。また年齢とともに、増えすぎた活性酸素を除去する「抗酸化酵素」が減少することも要因になります。

ターンオーバーの乱れで肌ステインが蓄積!?

くすみの原因となる肌ステインですが、本来であればターンオーバー(細胞の生まれ変わり)とともに、アカとなって排出されます。通常ターンオーバーは約28日周期でくり返されますが、年齢を重ねるとともに周期が長くなります。そこに活性酸素を増やす要因が重なると、常に肌ステインが蓄積している状態に。

またメイクや余分な角質が落としきれていないと、ターンオーバーの妨げになって肌ステインが蓄積する要因になります。

肌ステインを除去する方法

時間の経過とともに蓄積し、肌を変色させてしまう肌ステイン。「その日の汚れは、その日のうちにリセットすること」が大切です。スキンケアではクレンジングや洗顔が重要なケアとなります。

クレンジングで油性の汚れを落とす

ファンデーションなどのメイクアップ製品には、油性の原料が使用されています。クレンジングの目的は、メイクなどの「油性の汚れ」を落とすことです。一方、石けんや洗顔料の目的は、汗や皮脂、余分な角質などの「水性の汚れ」を落とすこと。そのため石けんや洗顔料だけでは、メイク汚れを落とすことはできません。メイクをした日は必ずクレンジングを使って落としましょう。

以下のような成分を配合し、肌ステインのケアができるクレンジングオイルも登場しています。

ロックローズオイル
紫外線が強く酸化しやすい高地でも、美しく花を咲かせるロックローズ由来のオイル。角層にこびりついた肌ステインをゆるめ、引きはがす効果が期待できます。
イモーテルオイル
生命力の強い植物由来のオイル。肌ステインの原因に働きかけ、肌ステインの抑制効果が期待できます。エイジングケアの分野からも注目が集まるオイルです。

肌をいたわるクレンジング法

メイクを落とすことは大切ですが、やり方によっては肌を傷めてしまう可能性があります。肌に必要なうるおいや角質は守り、汚れはきちんと落とす、クレンジングの基本をおさらいしましょう。ポイントは手早くすませること、力を入れずやさしく行うことです。

1.ポイントメイクを先に落とす
ウォータープルーフのマスカラやアイライン、落ちにくい口紅などのポイントメイクは、専用のリムーバーで落とします。目元と唇は皮膚が薄いため、こすらずにやさしくオフしましょう。
2.クレンジングの量はけちらない
たっぷり使用する必要はありませんが、おすすめの使用量より少ないのはNG。量が少ないと、肌の摩擦やメイクの落とし残しの原因になります。
3.Tゾーンからクレンジング剤をのせる
Tゾーンは顔の中で皮脂量が多く、他の部位より丈夫な箇所です。額から鼻筋、小鼻へとクレンジングをなじませていきましょう。その後、あご先から頬(Uゾーン)になじませます。落とし残しやすい部位は、小鼻と唇の下。中指と薬指を使って丁寧になじませましょう。
4.しっかり洗い流す
クレンジングが肌になじんだら、すばやく洗い流しましょう。熱いお湯は肌を乾燥させるため、人肌程度のぬるま湯か水ですすぎます。2~4まで、1分程度で終えるのが理想です。

洗顔で水性の汚れを落とす

クレンジングの後は、石けんや洗顔料でW洗顔を行います。肌表面に残った汚れやクレンジング料を、しっかり洗い流すことが目的です。「W洗顔不要」と記載のあるクレンジングならば、洗顔する必要はありません。

肌をこすらない洗顔法

洗顔で気をつけるポイントは泡です。濃密な弾力のある泡をクッションにし、肌をこすらず洗い上げましょう。朝と晩の洗顔以外には、1日に何度も洗う必要はありません。

1.顔と手を予洗いする
洗顔料を使用する前に、人肌程度のぬるま湯で顔と手を濡らしておきます。
2.洗顔料をよく泡立てる
洗顔料は必ず泡立ててから使用します。少しずつ水を加えながら、空気を入れ込むようにして泡立てましょう。泡立てネットは便利ですが、水が少なくても泡立つのが盲点です。洗顔料の濃度が高いまま肌に触れるので、乾燥しやすくなります。手のひらで泡立てるときと同様に、適正な量の水を加えましょう。
3.洗いはじめはTゾーンから
クレンジングと同様、TゾーンからUゾーンの順に洗います。
4.皮膚の薄い部位は泡を乗せるだけ
口元や目元などの皮膚が薄い部位は、肌の摩擦は厳禁。乾燥だけでなくシワやたるみの原因になります。皮脂が少ないため、泡をのせるだけで十分です。
5.すすぎはしっかりと!
せっかく洗顔しても、泡のすすぎ残しがあっては意味がありません。人肌程度のぬるま湯か水で、最低でも20回以上すすぎます。フェイスライン、髪の生え際にすすぎ残しがないように、鏡で確認しながらすすぎましょう。

クレンジング・洗顔後の保湿ケア

洗顔後に何もつけないでいると、肌のうるおいがどんどん蒸発していきます。さらに時間がたつと、乾燥から肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されることも。洗顔後はすばやく保湿ケアを行いましょう。スキンケア化粧品のそれぞれの役割について、一般的な使用順序にそって解説します。

1.化粧水

化粧水の主な成分は水分。肌に水分を補うことで柔らかくします。肌を化粧水でみずみずしく整えることで、次に使う美容液の肌なじみをよくします。

2.美容液

美容液には美容成分が凝縮されています。何か肌悩みがある場合は、化粧水の後に美容液をプラスするとよいでしょう。美白美容液、エイジングケア美容液、保湿美容液などがあるので、悩みに応じた美容液を選んでください。複数の美容液を使用する場合は、油分が少ないものから使用すると肌になじみやすくなります。

3.乳液

乳液は、保湿成分と適度な油分を補給する目的で使用します。化粧水は水が主体なので、それだけでケアを終えると時間とともに乾燥してしまいます。肌の水分を保持するために、必ず乳液を使用しましょう。

UVカット効果のある乳液、ほんのり色がついたティント乳液は、化粧下地を兼ねるので朝の時短ケアにおすすめです。

4.クリーム

クリームは油分を補い、肌を保護する目的で使用します。乳液を使用しているならば、必ずしもクリームを使う必要はありません。30代以降、目元や口元の乾燥がひどくなってきた方は、クリームをプラスすることをおすすめします。

まとめ

「若いころと比べて、肌の透明感がなくなってきた」「美白ケアをしていても実感がない」。このように感じている方は肌ステインが大きな原因となっているかもしれません。活性酸素を増やす生活習慣を改めるとともに、毎日のクレンジング・洗顔で汚れをしっかり落としきることが大切。正しい方法で実践して、透明感のある陶器のような素肌を目指しましょう。

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